ホーム › コラム › お米
お米2026.04.18 ・ 約3分で読めます

有機(オーガニック)とは?
その希少性はわずか0.8%

有機(オーガニック)とは?その希少性はわずか0.8%

有機(オーガニック)とは?

有機(オーガニック)とは、農薬や化学肥料、遺伝子組換え技術に頼らず、環境への負荷をできるだけ減らして行う農業のことです。

堆肥などを使って土づくりを行い、
土が本来持つ力や、太陽・水・微生物など、自然の力を生かして農産物を育てます。

この方法で育てた農産物や、
それらを原料にした加工食品が、
有機農産物・有機食品と呼ばれます。

有機JAS認証について

日本で「有機」や「オーガニック」と表示するには、
原則として有機JAS認証を取得し、
商品に有機JASマークを付ける必要があります。

有機JAS認証とは、国が定めた有機JAS規格に合った方法で生産・管理されていることを、登録認証機関が検査・認証する制度です。

有機JASマーク

有機JASの検査に合格した事業者だけが、
この有機JASマークを付けることができます。

栽培のルールとして、
種まきや植え付けの前2年以上、
使用が禁止されている農薬や化学肥料を使わず、栽培期間中も基準に沿って管理する必要があります。
(果樹などの多年生作物は、収穫の前3年以上)

また、周りの田畑から使用が禁止されている資材が飛んできたり、流れ込んだりしないよう、対策を行うことも求められます。

販売する事業者も認証が必要

有機JAS認証が必要なのは、生産者だけではありません。

有機農産物を小分けし、
新しい袋などに有機JASマークを付けて販売する事業者も、「小分け業者」として認証を受ける必要があります。

有機JASの認証書

上の写真は、私が取得している有機JASの認証書です。有機農産物の生産・管理、小分け、輸入の各事業について認証を取得しています。

有機JASは、
一度認証を取得すれば終わりではありません。

栽培や取り扱いが正しく行われているか、生産管理の記録や田んぼの現地調査、
入荷・保管・出荷の記録などについて、第三者機関から毎年審査を受けています。

有機農産物の希少性

有機農業に取り組む面積は、
日本の耕地面積の約0.8%です。※1

さらに、
国内で生産されるお米のうち、有機JASとして格付けされた有機米はわずか0.12%です。※1

有機農業が広がりにくい背景には、次のようなことがあります。

  • 草取りや害虫対策に多くの手間がかかる
  • 生産工程など、細かな記録と管理が必要
  • 認証の取得や毎年の審査に費用がかかる
  • 慣行栽培より収穫量が少なくなりやすい

こうした理由から、
有機栽培の農家はとても少なく、手間や費用、収穫量の違いが、有機農産物の価格が高くなる理由にもなっています。

むすびとくらしの有機米

有機JASでは、一部の天然由来の農薬の使用が認められています。

しかし私たちは、
栽培に携わっている有機米きぬひかり以外の有機米も、実際に農場へ足を運び、
栽培の様子や農家の想いを直接伺っています。
そのうえで、農薬を使っていないことが確認できた有機米を取り扱っています。

農薬や化学肥料を使わずに育つ農産物は、
太陽や水、微生物の恵みを、よりまっすぐに受けています。

私たちの身体が食べるものでできているように、農産物も土の栄養でできています。
自然の恵みだけで育った農産物は、私たちにも自然のエネルギーや健康をもたらしてくれると思っています。

出典

※1 農林水産省「有機農業の取組拡大に向けて」(令和7年10月)
   2023年の取組面積 3.45万ha(耕地面積の0.8%)
   2023年度の有機米の格付数量 9,187t(生産量の0.12%)

坂本 雄希
この記事を書いた人むすびとくらし 代表 坂本 雄希
むすびとくらしのお米
新米・販売中有機米 きぬひかり 精米方法と梱包を選べます 5kg ¥4,400〜
お米を見る
あわせて読みたい 農業は国防。有機・自然栽培の田んぼを、今から増やすことの重要性 2026.05.18 ・ 約4分で読めます 農業は国防。有機・自然栽培の田んぼを、今から増やすことの重要性 5年保存できるお米の秘密。真空パックとの違いは? 2026.05.05 ・ 約3分で読めます 5年保存できるお米の秘密。真空パックとの違いは? コラム一覧へ →