有機(オーガニック)とは?
その希少性はわずか0.8%
有機(オーガニック)とは?
有機(オーガニック)とは、農薬や化学肥料、遺伝子組換え技術に頼らず、環境への負荷をできるだけ減らして行う農業のことです。
堆肥などを使って土づくりを行い、
土が本来持つ力や、太陽・水・微生物など、自然の力を生かして農産物を育てます。
この方法で育てた農産物や、
それらを原料にした加工食品が、
有機農産物・有機食品と呼ばれます。
有機JAS認証について
日本で「有機」や「オーガニック」と表示するには、
原則として有機JAS認証を取得し、
商品に有機JASマークを付ける必要があります。
有機JAS認証とは、国が定めた有機JAS規格に合った方法で生産・管理されていることを、登録認証機関が検査・認証する制度です。

有機JASの検査に合格した事業者だけが、
この有機JASマークを付けることができます。
栽培のルールとして、
種まきや植え付けの前2年以上、
使用が禁止されている農薬や化学肥料を使わず、栽培期間中も基準に沿って管理する必要があります。
(果樹などの多年生作物は、収穫の前3年以上)
また、周りの田畑から使用が禁止されている資材が飛んできたり、流れ込んだりしないよう、対策を行うことも求められます。
販売する事業者も認証が必要
有機JAS認証が必要なのは、生産者だけではありません。
有機農産物を小分けし、
新しい袋などに有機JASマークを付けて販売する事業者も、「小分け業者」として認証を受ける必要があります。

上の写真は、私が取得している有機JASの認証書です。有機農産物の生産・管理、小分け、輸入の各事業について認証を取得しています。
有機JASは、
一度認証を取得すれば終わりではありません。
栽培や取り扱いが正しく行われているか、生産管理の記録や田んぼの現地調査、
入荷・保管・出荷の記録などについて、第三者機関から毎年審査を受けています。
有機農産物の希少性
有機農業に取り組む面積は、
日本の耕地面積の約0.8%です。※1
さらに、
国内で生産されるお米のうち、有機JASとして格付けされた有機米はわずか0.12%です。※1
有機農業が広がりにくい背景には、次のようなことがあります。
- 草取りや害虫対策に多くの手間がかかる
- 生産工程など、細かな記録と管理が必要
- 認証の取得や毎年の審査に費用がかかる
- 慣行栽培より収穫量が少なくなりやすい
こうした理由から、
有機栽培の農家はとても少なく、手間や費用、収穫量の違いが、有機農産物の価格が高くなる理由にもなっています。
むすびとくらしの有機米
有機JASでは、一部の天然由来の農薬の使用が認められています。
しかし私たちは、
栽培に携わっている有機米きぬひかり以外の有機米も、実際に農場へ足を運び、
栽培の様子や農家の想いを直接伺っています。
そのうえで、農薬を使っていないことが確認できた有機米を取り扱っています。
農薬や化学肥料を使わずに育つ農産物は、
太陽や水、微生物の恵みを、よりまっすぐに受けています。
私たちの身体が食べるものでできているように、農産物も土の栄養でできています。
自然の恵みだけで育った農産物は、私たちにも自然のエネルギーや健康をもたらしてくれると思っています。
出典
※1 農林水産省「有機農業の取組拡大に向けて」(令和7年10月)
2023年の取組面積 3.45万ha(耕地面積の0.8%)
2023年度の有機米の格付数量 9,187t(生産量の0.12%)
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