天然塩と精製塩の違い。
ミネラルの量は約70倍
はじめに
塩は、生きるために欠かせない生命の源であり、神秘のミネラルです。
古来より漢方薬や清めの儀式にも用いられ、神聖な薬石として重宝されてきました。
日本でも、お米や日本酒と併せて、
必ず神様にお供えされるものです。
塩には、
人間の体液の濃度を保つ役割があり、水分や栄養の吸収、神経や筋肉の働きを調整するなど、生命維持に欠かせない重要な働きをしています。
そんな塩には、天然塩と精製塩があります。
2つの主な違いは、製法と栄養分、そして味です。
精製塩とは?
海水を工業的製法(イオン交換膜など)で処理し、塩化ナトリウム以外の成分(ミネラル、にがり等)を、ほぼ取り除いた塩化ナトリウム99%以上の塩です。
海水に含まれていたカリウム、マグネシウム、カルシウムなどは、ほとんど残りません。
大量生産ができるため安価で、
「サラサラ」とした質感と、
シャープでエッジの効いた塩辛さが特徴です。
スーパーなど市販で広く販売されている食塩や、テーブルソルトなどは、精製塩にあたります。
天然塩とは?
海水や岩塩を天日干しや釜炊きで、じっくり水分を飛ばして結晶にした塩です。
化学的・工業的な処理は行っていません。
塩化ナトリウムの他に、
海水本来のミネラルであるマグネシウム、カリウム、カルシウム等のミネラル、
にがりが自然なバランスのまま残っています。
ミネラルが豊富に含まれているため、まろやかさがあり、コクや旨みが特徴的です。食感や手触りは「ふわふわ」しています。
大量生産には向いていないため、
価格が高いことがほとんどです。
ここまでが、2つの主な違いです。
ミネラルの量を比べると
徳之島オーガニックソルトと、一般的な食塩のミネラルを比べると、次のとおりです。※1
| 100gあたり | 徳之島 オーガニックソルト |
食塩 |
|---|---|---|
| カルシウム | 1,540mg | 22mg |
| マグネシウム | 730mg | 18mg |
| カリウム | 260mg | 100mg |
カルシウムは食塩の約70倍、
マグネシウムは約40倍です。
どれも、私たちの体に必要なミネラルです。
天然塩の栄養
天然塩に含まれる栄養分の働きは、
下記の通りです。
- カリウム:ナトリウムを体外へ出す働きがあるとされています。
正常な血圧を保つのに必要な栄養素です。 - マグネシウム:骨や歯をつくるのに必要なミネラルです。
体の中の多くの酵素の働きやエネルギーづくりを助け、血液の流れを正常に保つのにも必要な栄養素です。 - カルシウム:骨や歯をつくるもとになるミネラルです。日本人に不足しがちな栄養素のひとつと言われています。
動物実験では、
天然塩を与えた群は、精製塩を与えた群より血圧上昇が緩やかだったという報告があります。
天然塩に含まれる豊富な栄養素が、ナトリウムの悪影響を緩和していると考えられます。
食べ比べてみてください
同じ塩でも、製法によって結晶の形や手触り、ミネラル成分、食感や味わいは異なります。
実際に手に取って比べてみると、その違いをはっきりと感じていただけると思います。
体にとって大切な役割を持つ塩だからこそ、いい塩を選んで、健康の土台づくりに役立てていただけると嬉しいです。

出典
※1 徳之島オーガニックソルト:製造元による分析値
食塩:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
世界自然遺産 徳之島のオーガニック天然塩
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